消えゆく同潤会アパートメント展

10月のフィンランドデザイン展、11月のユニバーサルデザイン展に続き3回目になるけれど、行ってきました、新宿パークタワー

今回の「消えゆく同潤会アパートメント展」では同潤会の設立10周年記念事業として建てられた同潤会アパートの集大成・江戸川アパートに焦点を当てていて、そこで使われていた窓の格子や分電盤室、社交室の扉が展示されていた。
モニターではNHKのニュースでの特集、NHKのドキュメント、深田恭子同潤会アパートを紹介するビデオが交代で流れていた。といっても前者2つの内容はほぼ同じだが
他には同潤会アパートに関する文献や新聞の切り抜き、設計図があった。
この展示を見て思ったのは同潤会の理想の高さ。アパートの設備はもとより、中庭などの共同スペースに見られるアパートを1つのコミュニティーとする思想も素晴らしいものがあった。
同時にこのような共同住宅の保存の難しさも改めて感じられた。
ちなみに今回取り上げられた江戸川アパートは去年の4月に取り壊されて跡地には新しいマンションが建つらしい。青山アパート跡地の再開発もそうだが、代官山アドレスのような味気ないものにはしないでほしい。