目黒川桜祭り

昼過ぎに渋谷駅に降り立つ。目黒川の桜を見に行くのだがどの辺で咲いていて、どこへ行けばいいのか全く分からないので目黒川にほぼ並行して走る大崎行きのバスに乗る。
246から山手通りに入ってしばらくしたら川の両岸に咲いている桜を見つけたので、そこに最も近いバス停「菅刈小学校前」で降りる。やっぱり同じことを考えている者は結構いるみたいで乗客の3分の2がここで降りた。
そこから川沿いに歩いてみるが「目黒川桜祭り」の提灯はあるものの、露店が全然ない。それもそのはず、川沿いの側道は1車線分くらいしかないような道路で、そこを平気で車が通っているのだ。なのでオッサンの酒盛りも見かけない。少し歩くとケバブ(渋谷のタワレコ前で売ってるアレ)を売ってる車を見つけた。余談だが、車以外でケバブを売っているのを見たことが無い。肝心のケバブは肉を焼くのに15〜20分かかるというのでとりあえずコーラを買って先へ進む。

基本的に川沿いにある店が期間中に何かしらやってるという印象だ。しかし、石屋が御影石大谷石の板状のものを1000円で売っていたのは買う人がいるのだろうか?それにしても露店らしきものは川沿いにある店がベビーカステラを売ってたのと、中年夫婦がフィルムを売ってるくらいだった。
そんなこんなで中目黒へ。電車で行ってたらたぶん今までの所に気付かなかっただろう。
駒沢通りとぶつかる所で桜並木は途切れる。ここで引き返そうと思ったが、この先も「目黒川桜祭り」の提灯があったので先に進んでみることに。
駒沢通りの歩道橋を渡ってから川沿いをしばらく進むと、また桜が見えてきた。そこの調整池を兼ねた公園から見えた建物の上に建つ鉄塔が気になってそこの場所へ行ってみると厚生労働省麻薬取締部の建物だった。閑静な住宅街に麻薬取締部とは意外な組み合わせだが「目黒→外国人が多い→麻薬」とでも考えたのだろうか?そして麻薬の取り締まりと鉄塔は何の関係があるのだろうか?

さらに目黒川を下流へ向かって進むが、両岸に清掃工場などの施設ばかりが並び、生活の匂いがしないからか、味気なさを感じた。目黒通りを越えるとマンションが立ち並ぶようになってくる。この辺で川から離れ、山手通りに向かうのだが、その途中で以前バイトで行ったマンションを見つけた。
山手通りを渡り、かむろ坂を上る。ここも桜が植えられている。かむろ坂の途中から不動前の駅前商店街に入るとなぜか帰ってきたという気持ちになった。今まで1回しか行ったことないのに。

目黒区は思ったより長かった(最後は品川区だったが)。実際に行くのであれば大橋から中目黒駅のあたりまでで十分だと思う。