僕の通っていた小学校で運動会が行われていた。そこで中学の同級生の女の子2人に会った。2人は保健室のパソコンではてなダイアリーのキーワードを登録していた。僕も保健室に入ったら、同級生の1人がキーワード登録に使った輪島功一の本を見せてくれた。
その本を読み終わり、辺りを見回すと2人は保健室からいなくなっていたので外へ出ると、運動会は最初からなかったかのように静かになっていて、いつも通りの放課後の光景だった。
滑り台の近くを歩いているとホームレスのような格好をした男が「宇宙の中心まで、あと少し」と言って、校舎に向かって歩いていった。その男が向かう「宇宙の中心」が気になったので追いかけるが、歩いても歩いても追いつかない。
校舎の手前にある水道で男が水を飲んでいるところを捕まえて、声をかけた。

僕「どうして、ここが宇宙の中心だと思ったんですか?」
男「信号が青だったからだよ」