赤石山脈をえぐるように打つべし!(2日目)
奥泉集落ぶらり旅
今日は大井川鉄道井川線に乗って終点の井川から渡し船で井川本村まで行く予定だが、井川線の始発が9:31とかなり遅いので朝は余裕をもって準備をして民宿 奥大井を後に。
列車が来るまで時間があるので近くにある大井神社に参拝。後で調べたら、この辺は大井神社という神社がかなりある。大井川の水害を鎮めるために祀ったんだろうな。
そして奥泉駅へ。この辺は縄文時代の遺跡があったらしく、ロータリー正面には竪穴式住居を模した建物が。これが駅かと思ったら、公衆トイレ。
縄文人の銅像も。犬かわいいよ犬。
さて、ここで井川線に乗るつもりだったが、時刻を5分ほど勘違いしていたため乗れず。なので9:50に来る千頭行きのバスに乗って井川線を始発駅から終点まで乗り通すことに変更。
井川線は秘境を目指す
奥泉から寸又峡温泉帰りの観光客でいっぱいのバスで千頭へ。しばらく時間があったので、この辺を歩こうかとも思ったけど、駅前はお土産屋ばっかりだし、今度の列車を逃したら井川本村行きをあきらめなければいけなくなってしまうので駅の隣にあるSL資料館で井川線の列車の到着を待つことに。
井川線は車両が小さくて遊園地の乗り物みたい。
発車したら車掌の沿線案内が始まった。まるでバスツアーに参加しているみたい。
大井川の向こう岸には桜並木が。
川根両国駅。まるで駅と列車を見守るように一本の桜が満開だった。
このアーチ橋が見えたらそろそろ、アプトいちしろ駅。井川線の井川線らしい区間はここから先なんです。
井川線は秘境を進む
アプトいちしろ駅に着くと目の前には大井川ダム。
そして、向こう岸の山には山桜が。
ここで機関車を連結するために5分くらい停車していて、その間、車内放送で連結を自由に見ろって言うし、実際に乗客のほとんどが機関車の連結を見に行くのが観光鉄道らしいと言うか何と言うか…
長島ダムが正面に見えてきたら次の駅。ここでハイキング客が何人か降りていった。
井川線は長島ダム沿いに進んでいく。大井川の水がエメラルドグリーンなのはどういう秘密があるのだろうか気になるところ。
尾盛駅。駅の周りに人家もなければ道路もない。まさに秘境の中の秘境。
「山の十二単」と車内放送で案内していた南アルプスの山並み。昨日、今日でここまで山を越えてきたと思うと感慨深い。
大きなダムが見えてきたら終点の井川駅はもうすぐ。いやー長かった。
ダムを船で渡れるか!?
井川駅に到着したら井川本村行きの渡し船に乗るために井川ダムへ。
ダムに着いたらまずは民宿で作ってくれた猪肉弁当を食べる。井川ダム周辺は食べるところが少ないので、*1弁当付きの宿泊プランにしておいて本当に良かった。
水位が少ないし、船を見ないので不安に思ったら…
渡し船は本日運休。なので予定を早めて折り返しの列車で帰ることに。
ダムの下を撮る。この時にデジカメを落としたりしないだろうかと不安になった。
今度はダムが満水の時に再度訪れたい。時期としては梅雨か台風シーズンかな。
賽の河原でぶらぶらする
乗ってきた列車の折り返しで戻るんだけど、乗客の大半が行きに見た乗客。
接岨峡温泉。駅名に温泉と付くだけあって、乗客が大勢乗ってきた。
世界の車窓からに出てきそうな光景。
行きには気づかなかった山桜が見えた。
千頭に着くとちょうどSLに乗り継げるけど、団体客で混んでそうなのであえてスルー。
次の電車まで30分近くあったから大井川の川原でぶらぶら。
川を見てるだけで1時間近く過ごしてしまいそう。
と言っても、さすがに次の電車に乗らないと新幹線ワープしなければ帰りが厳しくなるので、この辺で駅前のお土産屋で家族と職場へのお土産を買って駅へ。
餃子のために途中下車、そして帰宅
千頭駅からお京阪に乗って金谷駅へ。
途中、川根温泉笹間渡と家山でかなり乗ってきて満員だった。1本前のSLだったらもっと混んでたんだろうなって思う。
家山を過ぎたあたりで鯉のぼりに見送られる。
そして金谷駅に着いたら、駅員に青春18きっぷのスタンプを押してもらわないといけないのだが、窓口が通学定期を買う高校生で並んでいて、5分以上待たされ、電車が来る直前になんとか押してもらった。
乗った電車が静岡駅で長時間停車。しかも隣のホームに並んでる電車の方が先に出るので乗り換え。
しかし、ここで安倍川餅を買うのを忘れたのに気づいて清水駅のキヨスクで買ってから静岡まで乗ってた電車に乗って沼津へ。
沼津で降りたのは、中央亭で餃子を食べるため。沼津駅南口のアーケードで中央亭を探すこと約10分、やっと見つけたもののシャッターが閉まってた…
この時点で19時過ぎ。駅弁も売り切れで、何も食べることなく家まで帰りました。
出発が大幅に遅れたり、井川線の列車を1本逃したり、夕食にありつけなかったりと端から見ると締まりの悪い旅のようだけど楽しかった。特に泊まった民宿が良かったから、今度もそこに泊まって大井川上流にまた行きたい。
*1:あっても駅前とダムの事務所の中くらいで、どちらもそば屋