山は浅間 海は小海 湯は別所(2日目)
「信州の鎌倉」別所温泉ぶらり旅
昨日寝る前に「次の日は早く起きて、朝風呂→朝食→午前中いっぱい使って別所温泉を歩く→風呂」という計画を立ててから寝たものの、起きて時計を見たら10時目前。宿の朝食タイムも既に終わってしまった。
慌ててチェックアウトを済ませて、とりあえず朝食を取るために宿の目の前にある湯本食堂でざるそばを食べる。
やはり長野県のそば屋は普通に頼んでも多めに出してくる。
食後の運動も兼ねて、高台にある薬師堂に登ってから北向観音へ。ここは善光寺と両方お参りしようという団体客が目立つ。
北向観音の次は国宝の安楽寺八角三重塔へ行くときに団体客と行程が重なってしまった。しかも複数のツアーが同じ時間に来るので八角三重塔の撮影スポット争奪戦は熾烈。それにしても異常ともいえる一眼レフ所有率の高さだった。
そこそこ歩いたので外湯に入るのだが、昨日泊まった和泉屋には露天風呂がなかったので*1、外湯の中で唯一露天風呂がある大湯に行くことで即決。
大湯を出たら、軽い食事のためにすぐ近くにあるカフェ茶屋 ガーデンベリーでケーキと紅茶という普段ではなかなか頼まないものを注文。美味しゅうございました。
別所線の中央は日本の中央〜生島足島神社へ〜
昼食代わりにケーキを食べるというスイーツ男子ぶりを露呈してから桜の咲く道を別所温泉駅まで戻る。
その前に駅前に保存されている丸窓電車を見る。大正に製造された車両なのに、良い状態で残っていた。
駅前のお土産屋で丸窓電車の箱に入ったりんごケーキを見つけたので、買って甥に送ったら別所線のキーホルダーをもらった。
そして別所線に乗って下之郷で降りて生島足島神社へ。
下之郷は駅の待合室が神社をモチーフにしたつくりで、駅からすぐの参道の入口には「日本中央 生島足島神社」の文字が。しかし、どういう基準で日本の中央なのかは結局分からず。
生島足島神社の目の前にあるお寺には信州の夢殿。
生島足島神社の境内に入ると大きな池があり、カルガモやらアヒルやら。
社殿に参拝してから、武田信玄や真田昌幸の起誓文を見るために県宝に指定されている歌舞伎舞台へ。
この辺で次の上田行きの電車の時刻が迫っていたので駅へと戻り終点の上田まで乗り通す。
長野新幹線で善光寺表参道へ
上田駅に着いたら温泉口から歩いて2分の千曲川河川敷に行って別所線の千曲川橋梁を撮影。
そして長野新幹線で長野駅へ向かうのだが、せっかくの土・日きっぷなので1駅分でも指定席をチョイス。
16時頃になってようやく長野駅に到着。本来の目的地は善光寺のはずだったのに、どうしてこうなった!?
長野駅からまっすぐ善光寺の表参道に向かうが、凄い人出。さすが御開帳期間中の日曜日。そのまま善光寺に向かうに従いオフィスの数は減り、商店が目立つようになる。他の地方都市と比べると特に時計屋の数が多いような気がする。
長野オリンピックで使われた表彰台の跡地*2を過ぎてしばらく歩くと善光寺大門。ようやく門前町らしい町並みになってきた。
善光寺の境内に入ると今まで以上に人の密度が増え、歩くのが遅くなってきて、写真も牛だけしか撮れなかった。本当はその前に天台宗の大本山の一つ・大勧進にも行きたかったけど時間の都合で省略。
前立本尊と紐で繋がってる柱をようやく触ってから本堂にお参りしてから本堂の脇へ。
善光寺のホルスタイン像を探して帰路へ
善光寺に来た目的は前立本尊への参詣のほかにもう一つある。それは以前、デイリーポータルZの長野スピード観光で取り上げられていたホルスタイン像を見ること。
本堂の脇にあるに忠霊殿*3に寄ってから奥へ進むと、
あった。本当にホルスタインがいた。
この牛は善光寺にちなんで善子さん、光子さんという名前で、ホルスタインなのは寄贈したのが森永乳業だからだと思われる。
ここから混んでいる参道に戻るのも大変なので裏から抜けて善光寺下駅へ。
善光寺下駅に向かう途中の本屋のガラスに地下鉄区間を走る長電が!
そして善光寺下駅から長電で長野駅へ。長野駅に着いたら平安堂へ寄ってからながの東急で昨年の9月同様に「まほろばの月」をお土産に購入。
最後に峠の釜めしを買ってから新幹線に乗り込み、写真の整理をしているうちに上野に到着。ここから常磐線に乗り込み帰宅。