Destination Nagano 2010(1日目・前編)
はじめに
2010年10月〜12月に開催の長野県の大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン(以下、DC)」に乗っかって、長野県の未知のエリアである南信(諏訪・伊那)へ会社の夏期休暇を利用して行ってきました。
エリア、時期を考え、ちょうどいいトクトクきっぷがなかったので東京都区内発着の片道きっぷ*1を使ってみました。
またも始まりは中央本線
過去3回長野へ行ったうち、2回は中央本線を利用して長野入りをしているので今回も例に漏れず中央本線。しかし、過去2回もかなりひねくれたルートを使っているので新宿から乗車というベタな行程は候補になく、千葉から中央本線に直通する唯一の列車、あずさ3号に錦糸町から乗車することに。しかし出発前日に準備そっちのけで日本シリーズ第6戦を試合終了まで見ていたせいで起きることができるか怪しかったが、なんとか起きて武蔵野線→総武線と所定1本前の列車に乗り継ぐことができ、錦糸町へ。
行き先の南小谷が異彩を放つ。
ホーム上のBECKSでコーヒーを買って寒さを凌ごうと思ったが開店はまだ先なので自販機でお茶を買ったり、四ッ目通りの上からスカイツリーを撮りながら待っていると、あずさ3号が入線。
あずさ3号は錦糸町を発車したらすぐに各駅の走る線路を進み、両国、浅草橋、秋葉原を通過し、御茶ノ水から中央線に入って新宿へ。学生の頃に通学で使っていたルートを特急で行くのは実に新鮮。
そして豊田で保存されている201系を横目に通り過ぎ、八王子、高尾を過ぎて小仏トンネルを越えても空は曇り。
ここでようやく車販が来たので駅弁を買うが、ここで初めて錦糸町から乗ったことを後悔した。なぜなら車販で扱っているのは鳥めし、おにぎり、カツサンドの3種類のみ。チキン弁当も扱っていないなんて!
結局、鳥めしをチョイスして笹子トンネルに入る前に完食。そして笹子トンネルを抜けると晴天!これはこの先の長野県でも晴天が期待できそう。
上諏訪&下諏訪でぶらり途中下車
そして錦糸町から3時間弱で上諏訪に到着。これから飯田線に乗るのにわざわざ上諏訪で降りたのは他でもない、駅構内のNEWDAYSでアルクマグッズを入手するためだったが、ストラップもボールペンも売り切れ。
なので、信州なび助の駅スタンプを押してから足湯へ入り、駅構内をぶらり。
タリーズって東京にもあるんですけど…
まさか上諏訪まで来て京葉線の電車を見ることになるとは…
その後、はまかいじの写真を撮ってからパステルカラーの電車に乗って下諏訪へ。岡谷で降りてホームから岡谷JCTの撮影をすることも考えたのだが、それでは乗り継ぎまでの時間が余ってしまうので下諏訪で降りて観光することに。
下諏訪は万治の石仏推し。今回のDC公式ガイドの表紙も万治の石仏だから順当か。今までだったら駅名表同様に諏訪大社推しだったと思うが。
駅から下社春宮と万治の石仏は徒歩25分、次の電車が来る間の1時間で回るのは厳しいと判断して駅から徒歩15分の下社秋宮へ。
下社秋宮は11月上旬の日曜日ということもあって七五三の参拝客だらけ。それでも参拝に関しては何の問題もなく、その後は宝物殿を見てから甲州街道と中山道の合流地点にある下諏訪宿へ。
諏訪で温泉といえば上諏訪の方が有名だが、下諏訪も負けていない。建物の前から温泉が流れていたり、無料の足湯があったり。
そして信州なび助の駅スタンプは押してから、次の普通電車で岡谷へ。
上諏訪と下諏訪、両方で降りて1時間滞在してみたけど、駅名標の通り上諏訪は諏訪湖、下諏訪は諏訪大社へ行くための拠点駅で、どちらも温泉があるから下諏訪に絞って2時間いた方が良かったかも。もしくは茅野で上社&守矢史料館とか。
飯田線でローメンのために伊那市へ
下諏訪から岡谷での乗り換えを経て飯田線に乗車。車内には南アルプスと中央アルプスのビューポイントが載っていて、観光路線であることをかなり意識しているように思える。
伊那市駅で下車し、駅スタンプを押してからTwitterでみかんさん(長野県民)に教えてもらった通り再開発ビル・いなっせへ向かい、そこから一番近いローメンの有名店、うしおに行こうとしたがこの日は休業。
なので駅から少し離れるがローメンの元祖・萬里へ。ここではもちろんローメンを注文。
ローメンがやってきたので食べてみるが、肉はマトンを使っていたり、スープが濃かったりするからか、好き嫌いがハッキリ分かれそうなクセの強い味。
食後はまっすぐ伊那市駅に向かうが、萬里の近くの路地はやけにスナックが目立つ、富士吉田市の下吉田、月江寺あたりを思わせる街並み。
伊那市駅に舞鶴と天橋立のポスターが貼ってあるのを見て去年、北近畿へ行った記憶が甦る。今回も去年の北近畿のように忘れられない旅にしたいと改めて思った。