Destination Nagano 2010(3日目・後編)
遠山郷第二の集落・上町で正調絵島節を聴く
ビューポイントからはんば亭へと戻ったらここで昼食。はんば亭の食事処は土日だけの営業なので民宿で弁当を頼んでおいて良かった。
ここからは自転車で山道を下るのだが、その前に先ほどの団体のツアコンから道を聞かれた。「僕は地元の人じゃなくて皆さんと同じ関東から来た者なんですけど」と言いたかったのだが、とりあえず手持ちの国土地理院の地形図を使って道を教える。
下りの途中に神社を見つけたので参拝する。ここも間口が広い霜月祭り仕様。
下り坂をあっという間に駆け降りて上町(かみまち)集落に到着。ここも和田宿と同じく秋葉街道の宿場町だったところで、早い時期から国道が集落を避けていたからだろうか、宿場町だった頃の面影を残す建物が数多く残っている。屋号を掲げているところも何軒か目につく。
集落の中心にある「まつり伝承館 天伯」に入る。ここは霜月祭りを中心に秋葉街道に沿って発展した旧上村の歴史や自然を紹介する施設で、特筆すべきは上町にしか残っていない民謡「正調絵島節」が聴けること。
最後にスタンプをスタンプ帳に押してもらってから上町を後に。上村郵便局が見つけられなかったのが残念。
旧木沢小学校に登校
上町集落から上島(かみじま)集落を通ってさらに秋葉街道を南下し、朝にみたディーゼル機関車がある梨元停車場跡の少し先に行くと上町より少し小さい規模の集落・木沢に到着。
ここに着いたら早速、木沢簡易郵便局で記帳してもらう。ここにはATMがなかったので窓口の職員に頼んだら局名入りのゴム印を押してもらった。そうか、旅行貯金ってこうやってやるのか(遅)
そして、今日の第二の目的地である旧木沢小学校へ。つい先日、引っ越しのサカイのCMの収録をここと下栗の里で行ったらしく、奇しくもサカイのCMロケ地巡りの旅になってしまった。
靴を脱いで校舎の中に入ると、
廃校直前のまま残された教室が。
まつり伝承館 天伯に続き、ここも大々的に霜月祭りの紹介をする。場所が場所だけに文化祭の展示っぽいけど。
次の教室は入るとキロポストが目につく。ここの展示は旧木沢小学校で最も見たかった展示である遠山森林鉄道について。
昭和6年築の校舎が今でも残っているだけでもすごいのに、ほどんどの教室を有効活用している地域の努力には恐れ入るばかり。限界集落なのに。
旧木沢小学校からは寄り道せずに宿に戻り、夜にかぐらの湯に入ってから就寝。