花より団地

桜を見るために日暮里・舎人ライナー沿線に行ってきました。理由としては貧乏なので近場で済ませようと思ったのと、音甘映画館の記事の影響です。

日暮里から「下町のゆりかもめ」に乗って

日暮里・舎人ライナーにせっかく乗るのだから、全線乗り通しを考え、日暮里駅へ。常磐線ユーザーなので日暮里は乗り換えでよく使うのだが、改札を降りたことは数えるほどしかないので、駅前に寄ってみる。

駅前のロータリーには太田道灌の像が。日暮里駅の西側の丘は道灌山と呼ばれる場所だけにここに像があるのは妥当なところか。

それにしても日暮里に高層マンションが立ち並ぶのは不思議な光景のように思える。通勤でほぼ毎日見てるんだけど。

都営の一日乗車券を券売機で買って日暮里・舎人ライナーに乗り込む。日曜日の昼過ぎなのに立ち客が目立つ。電車は日暮里駅を発車して急カーブを曲がると一気に加速して西日暮里に到着。尾久橋通りの上をほぼ一直線という線形の良さもあって加速の良さが目を引く。熊野前から先は真後ろの展望席に座れたのだが、この席が実に楽しい。熊野前から扇大橋までの隅田川、荒川、首都高を次々と越えていくところなんて特に。

東京都最北端・見沼代親水公園に降り立つ


江北から次々と降りていくが、それなりの乗車率で東京都最北端の見沼代親水公園に到着。



ここは少し歩くと埼玉県という場所で、毛長緑道沿いに歩いて県境となる毛長川へ行ったのだが、本当に県境なのかと思ってしまうほど*1。まあ、足立区も埼玉県草加市も江戸時代までは同じ足立郡だったところをむりやり県境にしたからかもしれないが。



その後は見沼代親水公園で桜を見てから舎人公園へと引き返す。

舎人公園から江北北部緑道、そして団地





舎人公園駅を降りると広がっている花畑を越え、レーガン桜へ行こうとしたものの、全く気づかずに江北北部緑道に入っていた。実はここの公園が今回のメインなのでいいんだけど。





江北北部緑道は送電線の下のグリーンベルトで、桜と菜の花が同時に見れる公園なのだが、すぐ近くに舎人公園があるからか、花見客はほとんど見えなかった。MOTTAINAI!!



桜並木に沿って緑道を南下したら待っていたのは、かいけつゾロリ




緑道の南端は谷在家公園という割と大きい公園で、その一角に気になる構造物を見つけたので寄ってみると、水道管を通すシールドトンネルの立坑だった。



そこから尾久橋通りに向かって歩くと中層の団地が!


さらに団地を訪問するべく、環七を越えて江北駅近くの団地へ。
とにかくこの辺は少し歩くと団地に当たるところで、日暮里・舎人ライナー開業前は尾久橋通りの渋滞は相当なものだったのではないかと思わせる。



この後は神保町に行く予定があったので、せっかくの一日乗車券を活用して熊野前から都電に乗って、西巣鴨から都営三田線というルートで神保町に寄って、久しぶりのぶらり旅はこれで終わり。次は都営地下鉄でまだ乗ってない三田線の末端に乗って高島平団地か?

*1:これは利根川、江戸川が東西の県境になっている千葉県民故の感想かもしれない