2冊読了

東京人2月号

保存建築特集。座談会で保存建築の難しさについて言及していたのだが、本当にその通りだと感じた。僕は近代建築の保存は保存運動が起こって本当に保存される建物はほんの一握りで、もとの建物のイメージを再現したり部材を残すことすら少ないのではないかという印象を持っている。
特に戦後建築は中銀カプセルタワーとか国立代々木競技場みたいな有名なもの以外は保存運動もなく解体されていくんじゃないかって気がする。その中で保存運動の成果が実って今の建物のイメージを残したまま増築されて保存した六本木の国際文化会館の例は今後の建築の保存、再生のモデルになるんじゃないかって思う。
あと、堀井憲一郎江戸文化歴史検定を受ける記事があったけど、そんな検定があったとは知らなかった。

東京人 2007年 02月号 [雑誌]

東京人 2007年 02月号 [雑誌]

東京人3月号

吉原の遊郭文化特集。ちょうど「さくらん」を上映していた時期に出たので蜷川実花のインタビューがあったり佐伯順子が言及していたり。
小特集は熱海たてもの見学。前号の建築の保存の熱海版みたいな内容で戦前の別荘建築を中心に取り上げていて、記事を書いているのが鹿島茂川本三郎という力の入れよう。
熱海に行く時は別荘建築をじっくり見てみたい。

東京人 2007年 03月号 [雑誌]

東京人 2007年 03月号 [雑誌]