よう来んさった北近畿(2日目・前編)

和田山ぶらり旅

この日は6時過ぎから朝風呂に入っていた関係で竹田城へ行くのにベストの時間帯である早朝を逃してしまったので、今日の行程で竹田城の後に行く予定だった余部鉄橋に時間を前倒しして行くことに。7時半頃に宿をでたのだが、ちょうど和田山駅に着く直前に電車が出てしまったので和田山駅前をぶらり。

交差点にある小公園に、赤レンガ造りの旧和田山機関庫を模したモニュメントが。

和田山駅前のセンター街。渋谷のそれと比較してはいけない。


そして朝食にするべく、駅前のパン屋に行ってみたのだが、準備中だったので駅弁にしようと思ったらホームにある駅弁屋が閉まっていたのでキヨスクでメロンパンを買って食べたのだが、その後に駅弁は改札外、それも駅舎の下にある喫茶店で売っていたことを知ったので早速喫茶店で駅弁の「但馬の里和牛弁当」を買って、旧和田山機関庫の写真を撮ったりしているうちに豊岡行きの列車がやってきた。

カニ迎、香住駅日本海が目の前、鎧駅


豊岡から浜坂行きのディーゼルカーに乗り換え。ここで狙うはもちろん海側。ここで席の確保に成功し、玄武洞から城崎温泉にかけて円山川沿いに進む。

堤防がない分、景色はいいんだけど大雨になったときはどうするんだろう?そして城崎温泉を過ぎたあたりで


駅弁タイム。



車窓からはところどころで日本海が見えてくる。そして香住駅で交換待ちのために長時間停車。いったん出場して下車印をもらおうと考えたが、仮に乗れなかった場合、2時間待ちとなってしまうのでホームから何枚か撮ることに。

カニ迎。

カニの爪。

香住近辺の観光案内。海水浴場が目立つ。
ここで乗ってきた4人家族に席を譲ったものの、隣の車両で海側の席を確保したので、なんとかなった。


鎧駅。反対側のホームの先に日本海が見える。ああ、青い。限りなく透明に近いブルーというのはこういうことなんだろうっていうような青。

余部鉄橋*1 最後の秋

鎧駅から2つ目のトンネルを越えて余部鉄橋の上にさしかかると海側に


一面の日本海

下には余部の集落。海風対策でどの家も妻面が海を向いている。



余部鉄橋を渡るとすぐに餘部駅に到着。ここで下車する人はそれなりにいると予想していたのだが、乗ってきた列車の乗客の内3分2以上がここで下車。

余部風特発と書かれた箱がある。この字面を見ただけでも余部鉄橋がダイヤ上のネックであることが伺える。

餘部駅から余部鉄橋を見る。昔は通学のためにここを渡っていた高校生がいた*2なんて、この高さを見たらとても信じられない。

踏切を渡ってすぐに絶景ポイント。

駅から集落へ下りるには約10分程度歩く必要がある。その途中で架け変え工事用のクレーンが見える。そして、

ついに余部鉄橋の全貌が!

集落の入り口まで下りると余部鉄橋の説明が。

橋脚のアップも。

架け変え中の新橋梁は橋脚部分から左右に押し出されるように工事を進めている。


田んぼの中にあるギャラリー「虹と花の谷余部」で余部鉄橋の写真や模型の展示があったので入ってみた。その中でも新橋梁の図面や架け変え工事の手順について書かれたものが興味深かった。

山側から見た余部鉄橋。新橋梁もだいぶ目立っているが現在の橋梁にはかなわない。

ここが余部鉄橋列車転落事故の現場。転落現場のカニ工場はすでになく、慰霊碑と喫茶店になっていた。



海側に回ってみると今度は完全に逆光。正午頃だから仕方ないのだが。



海と絡めた写真を撮りたくて防波堤まで行ったら、なんとか影でわかる程度。




列車が来るまでは余部集落の中へ。


駅まで向かう途中にススキを接写してみる。



最後にまた余部鉄橋を撮ってから豊岡行きの列車に乗る。この後の浜坂行きに乗ることも考えたのだが、本数少ないしので断念。次の目的地は城崎温泉だが、まだ時間があるのでもう一ヶ所行ってみることに。

*1:この日記では橋の名前、地域名を「余部」、駅名を「餘部」と正式名称に合わせています。

*2:餘部駅が開設される前は余部集落の住民は余部鉄橋を渡って隣の鎧駅を利用していた。