よう来んさった北近畿(3日目・後編)

福知山で珍獣ゲットだぜ!

福知山に着いて駅弁の容器を捨てて時刻表を見ると、次に乗るタンゴディスカバリーまで時間があるので下車印をもらうために改札へ向かうと、どこかで見たような生き物が…

まさかのポン・デ・ライオン登場!

デジカメの電池節約のためにも携帯のカメラでポン・デ・ライオンを撮ってからホームに戻りタンゴディスカバリーに乗って天橋立へ。ゾーン内は特急の自由席乗り放題の周遊きっぷを使っているのに、ゾーン内で特急に乗るのは今回が初めて。
車内は満席の上、立ち客も多いので通路に立って移動。先ほど撮ったポン・デ・ライオンミスドの女・ユッキーに送りつけようとしたが、福知山から宮津までの北近畿タンゴ鉄道はトンネルの連続でなかなかうまくいかない。
途中の大江では全く動きがなかったが宮津で席が空いたので座って1駅、終点の天橋立に到着。改札で下車印を押してもらおうとしたら周遊きっぷを二度見された。周遊きっぷを使う人って本当に少ないんですね。

路線バス55分待ち。そして伊根へ


天橋立駅に到着したので駅前にある日帰り温泉智恵の湯」の割引券をもらおうとしたが、改札が混んでいたので帰りに持ち越し。それからバスの時間まで少し時間があったのでお土産屋を見てから伊根、経ヶ岬方面のバス停へ。しかしバスはなかなかやって来ないので、ハイクに投稿したり、日記の下書きしたり、ポメラで乗車記録書いたり。そして本来の時刻から55分遅れでバスが到着。バスは立ち客が出る程度で岩滝口駅与謝野町を通り過ぎ、天橋立のビュースポット・傘松公園最寄りの一の宮でまとまった下車があった以外は少しずつ人が降りていき、天橋立駅から約1時間で目的地の伊根湾めぐり日出に到着。

バスを降りたら伊根湾めぐりの遊覧船に乗るために遊覧船乗り場の前にある売店で乗船券を買って並ぶが、やはり連休中。並ぶ人が多く、1本待ってようやく乗れた。

伊根の舟屋を海から見る


遊覧船に乗るとすぐにカモメが寄ってくる。えびせんをあげたくなるが、乗った席が船の中央寄りなので写真を撮ることに専念してた。

伊根湾の入口にある島が見えてしばらくすると


舟屋!
遊覧船の案内によると伊根の舟屋は江戸時代からあったけど、今のようになったのは昭和になってから。それでは重要伝統的建造物群保存地区に指定されたのが比較的遅い*1のも頷ける。

途中でもう一隻の船とすれ違う。



伊根湾の中へ入っていくと180度舟屋。







いけすに接近したりしてから船着き場に戻る。これから舟屋の中に入るのが楽しみになってきた。

伊根の舟屋を中から見る

遊覧船を降りて加悦谷から伊根までレンタサイクルで来た人と話をしてから、伊根名物の鰺めしを買ってから船着き場で自転車を借りて舟屋のある集落へ。





今日はちょうど舟屋の公開の日だったので、地図をもらってから公開している舟屋の中へ。



その後も数件回って、舟屋に関する興味深い話がいろいろ聞けた。

  • 漁船の大型化に伴い、最近は舟屋の中に漁船を入れる家はほとんどない。たいてい家の前に繋いである。
  • 最近は舟屋を商店や民宿として使っているところも結構あるのだとか。
  • 舟屋に一家全員が住んでいる訳ではなく、道路を挟んで向かいに母屋があって、親世帯と孫は母屋、子の夫婦だけ舟屋に住む。
  • 伊根にしか舟屋がないのは地形による影響が大きい。
    • 伊根湾は若狭湾の中のさらに入江で波が静かな上に水深が深い。
    • その波の穏やかさと水深の深さから、戦争中は軍艦の非難場所に伊根湾が使われた。
    • 一般的に入江は津波の影響が大きいのだが、伊根は湾の入口に島があるので津波の被害もほとんどない。
  • 伊根は地盤が固いので、家を建てるなら是非とも伊根にってセールストークも。
  • 丹後ちりめんは普通の布に比べて分厚いらしい。

弁当忘れても傘忘れるな〜どしゃ降りの伊根を後に〜


集落の奥まで行って食事にしようと思っていた矢先に雨が降りだしたので急遽、遊覧船乗り場まで戻ることに。
雨足は次第に強くなり、いつの間にかどしゃ降り。

雨の伊根湾もまた乙なもので、水墨画のような風景が広がる。
そしてずぶ塗れになって遊覧船乗り場に到着して、自転車の返却手続きをしてからトイレを借りて着替える。智恵の湯に行くつもりで入浴道具一式持ってきて良かった。あと防寒着も。
遊覧船乗り場の屋根の下でバスを待つのだが、全身濡れたせいか鯵めしを食べる気力も写真を撮る気力もなくなってきた。それでもはてなハイクは見てたけど。
バスを待つこと、軽自動車に先導されてバスが到着。
同じように遊覧船乗り場でバスを待っていた人たち一宮を過ぎたあたりで時刻表を広げ、岩滝口駅の時刻を調べるが、接続がギリギリ過ぎて乗れるか怪しいので天橋立駅まで乗り続けることに。

天橋立駅に到着。これから智恵の湯に入って暖まることも考えたが、濡れたズボンをまたはくことに抵抗があったので、タンゴディスカバリーに乗って早いところ宿へ戻ることに。

鯵とか蟹とかライオンとか



タンゴディスカバリーに乗ったら窓側に座り、鯵めしを食べていたときに車掌の検札がきたので周遊きっぷを見せたら「園部までですか?」と聞かれたので「福知山で降ります」と答えたが、客観的に見てすぐに降りる人の行動とは思えない。
そして福知山で下車して乗り換えまでまだ時間があったので、コンビニで洗剤を買うために改札を出ると、

ポン・デ・ライオン、まだいたのか。
駅前のコンビニで洗剤を買ってから特急きのさきで和田山へと向かうが、古い内装の編成に当たってしまった。これは早急に置き換えた方がいいんじゃないかというレベル。
宿に着いたらフロントで竹田城カレンダーを買ってから、今日までに着た服を洗濯。本当は昨日洗濯するつもりだったのだが、今日で良かったかも。


洗濯物が乾くまでの間に、特急きのさきの車販で買ったかにめしを夜食に食べたり、風呂に入ったりしてから就寝。

*1:2005年7月