よう来んさった北近畿(3日目・前編)

往復きっぷで竹田まで

6時前に宿を出て和田山駅へ。今日は前日までの晴天から一転して曇り。今日行く竹田城も伊根の舟屋も晴れた方がいい場所だし、かなりきつい行程になるのが目に見えていたのでどちらかを削ることも考えたが、竹田城はこれを見るために和田山に宿をとったのだし、伊根に至っては今日一日しか舟屋の公開をしていないので日程をずらすわけにはいかないという今回の旅行の中でもきわめて重要度の高いタスクなので予定通り決行することに。
竹田城の最寄り駅の播但線竹田駅周遊きっぷ北近畿ゾーン外にあるので、和田山駅に着いたら窓口で竹田までの往復きっぷを買ってから播但線の列車に乗って隣の竹田へ。隣の駅といっても8分かかるのだが。


竹田駅は宿場町である竹田町*1の玄関口らしい立派なつくり。



竹田城への登山口は駅の裏側にあるので10分ほど竹田の町並みを歩いて屋敷跡、そして登山道の入口へ。入口は有刺鉄線の張られた扉があるが、鍵はかかっていなかったのでそのまま中へ。

風雲 竹田城

竹田城への登山道はなかなか険しい。防衛拠点となる山城への道なので当然といえば当然だが。そんな険しい登山道を何度か水分補給の小休止をしつつ30分かけて登ると、


これはすごい!!!











さすが天空の城。「日本のマチュピチュ?天空の城 竹田城跡 - 地球はすごい!明日の地球 自然 動物 風景の動画や写真」の写真のように天気が良くて霧がかかっていればもっと良かったけど。

一通り見てから下山しようとしたら、早くも紅葉している木を発見。
そして元来た道を竹田駅に向けて引き返すと、屋敷跡のところで地元のおばさんに会ったので話をして、こんな事が聞けた。

  • 連休中なので朝から多くの観光客が竹田城に登ってきている。
  • 京都に嫁いだ娘がカメラにハマって帰省の度に竹田城を撮りに行く。
  • 駅を挟んで反対側に竹田城と同じ高さで見られる立雲峡があるので行くのかと聞かれた。
    • これから宮津方面に行くので今回は行けないけど次は行きたいと答えた。

そうこうしている間にディーゼルカーのエンジン音がしてきたので嫌な予感がしたのだが、悪い意味で的中。ディーゼルカー和田山に向かって発車してしまった。

寺町竹田ぶらり旅


和田山行きのディーゼルカーが行ってしまったので、それなりに時間が空いたので竹田城への登山道入口から行きとは反対側に歩いていくと



立派なお寺が何軒か並ぶ寺町通りに。


道路とお寺の間の水路は竹田城が廃城になる前はお堀だったのではないかと思わせる。



寺町が終わったあたりで踏切を渡ってから空腹しのぎに駄菓子屋でドラ焼きを買って、そのついでに次の和田山行きの列車の時刻を聞くと2時間待ち。これはバスを使うことも考えなきゃ。


竹田駅南側のバス通りも宿場町らしい町並み。


竹田駅に戻り、時刻を見ると残り1時間弱。竹田駅前に停まる路線バスより発車が若干早いので予定通り列車で和田山に戻ることに。
その間に待合室でドラ焼きを食べたり、はてなハイクの投稿をしたり。

そして、和田山行きの列車が到着。


その後は和田山駅の喫茶店BRUTUSにも載ってた駅弁「和田山名物 こだわり釜めし」を買ってから福知山へと向かう山陰本線の電車の中で完食。

*1:町制施行は和田山より早かったのだが、後に鉄道の要衝として人口が増加した和田山に吸収合併された。