よう来んさった北近畿(4日目・後編)

モヤモヤ豊岡駅


豊岡駅に着いたが、この後に乗る特急はまかぜが到着するまで1時間ほどあるのでどこかで時間を潰そうと考え、駅前のビルに入ってみるもののすぐに引き返してから駅の中へ。

改札を入ってすぐにカバンの自販機。自販機から出てくるカバンは結構小さくて使いどころに困りそうだから買わなかったけど。



ベンチに座って写真の整理をしたり、ポメラを取り出して乗車記録をつけようと思ったが既に先客で埋まっていたのでKTRのホームに行ってみたり、向かいのホームに停まっているタンゴエクスプローラーを撮ったり、荷物の整理をしたりしているうちに特急はまかぜがやってきた。

駆け抜けてキハ181!特急はまかぜ4号大阪行き


はまかぜ4号が入線。乗車するのが編成の中ほどなので、来たところを1枚しか撮れず。
車内は8割程度座席が埋まっている状況で豊岡を発車。キハ181系の大出力エンジンから発する走行音を期待していたのだが、特急用らしく静かな走行音で拍子抜けした。この後どこで満員になるのかと思ったら八鹿だった。湯村温泉と神鍋高原への玄関口だから妥当といえば妥当なのかも。八鹿を過ぎ、今日まで3泊した和田山から播但線に入り竹田駅を通過するといよいよ帰り道という感じがしてきた。
生野駅を発車すると播但国境の生野峠にさしかかり、4日間過ごした北近畿に別れを告げて播但線を南下。

姫路で大量に下車して定員の半分しか残らなくなった車内でおやつタイム。出石で買っておいたそば餅を加古川の工場などを見ながら明石までに完食。


そして舞子駅の前後で明石海峡大橋!これには乗客のほとんどが釘付け。


神戸、三ノ宮を過ぎ東灘から見える工場に萌えたりしているうちに淀川を渡り終点の大阪に到着。これから東海道新幹線に乗る者としては新大阪まで運転してほしいのだが、ここからの1駅は普通電車に乗り継ぐことに。

新大阪で西に思いを馳せる


新大阪で降りて新幹線コンコースに向かうと、普段見慣れているものとは違う新幹線の看板。JR西日本の駅ではレールスターを案内表示に使っているのか。
エクスプレス予約専用の券売機にエクスプレスカードを入れて東京へと向かうのぞみ42号*1の指定券を受け取って周遊きっぷのゾーン券に無効印を押してもらい、駅弁を買ってから乗車までどうしようかと考えていると博多行きこだまの入線放送で一番前と一番後ろにはドアがない旨のアナウンスがあったので、もしやと思いホームに行くと

500系に会えた!それにしても16両編成を見慣れているので8両になった500系には違和感が…

新大阪駅から次々と発車する東京行きの列車を見ているとN700系が増えたことを改めて感じさせる。

時計を見ると17時50分、のぞみ42号の発車10分前となったので移動すると九州新幹線全通時期と新大阪直通列車が載っている看板。九州新幹線が全通したら新大阪からの直通列車を使って九州入りしたいな。

旅の終わり・のぞみ42号で東京へ


列車待ちの列に並んでしばらく経つと、乗降に手間取ったのか10分の遅れが発生していた。この遅延、後続にも影響するかと思ったが、後続の列車の停車時間を詰めることで徐々に回復し、僕が乗るのぞみ42号入線時には3分遅れまでに回復していた。
ようやくのぞみ42号に乗車。新大阪を発車すると、名古屋、新横浜、品川、東京への到着時刻をアナウンスするはずだが、アナウンスは京都到着後にするとの事。まさか、京都までに3分遅れを回復するのか?
阪急京都線との併走区間を過ぎ、3月に行った梅小路蒸気機関車館が見えると京都に到着。シルバーウィークの最終日らしく、京都駅も新大阪に匹敵する乗車待ちの列が見えるが30秒ほどの停車時間で発車。新大阪と違って乗車が圧倒的に多いから停車時間を詰められたと思われる。
そして気がつけば定刻通りに回復していた。さすがN700系。しかものぞみ42号は前後に新大阪を出るのぞみより東京到着が3分早い、飛ばすスジだというのに!


滋賀県内に入ってから、新大阪で買った期間限定の駅弁「秋味満載」を食べてから、デジカメで撮った写真の整理をしたり、ポメラで乗車記録をまとめたり、はてなハイクを見たりしているうちに熱海通過。日常がだんだんと迫ってくる。
東京駅には定刻通りに到着。その後は京浜東北線常磐線と乗り継いで22時過ぎになって帰宅。

おわりに

2009年9月の5連休、いわゆるシルバーウィークを利用しての北近畿大旅行。はじめての長旅ということもあって、今までで一番思い出に残る旅にしたいと思い、どうしても行きたかった竹田城や1日だけの公開だった伊根の舟屋、架け換えが間近に迫った余部鉄橋、さらに往復の行程でもネタ要素をふんだんに盛り込んだ旅になったけど、全日程無事に消化することができて良かった。
初めて使った周遊きっぷもルート選択の自由度が高く、特急やバスにも乗るなど大活躍したので他のゾーンも使ってみたい。
4日間過ごした北近畿だが、次も行きたくなって帰ってすぐに今度はいつ以降かと考えるほど。舞鶴で会った親戚のおばさんにも言われたけど、今度は甥が小学生くらいになったら北近畿へ連れていきたい。加悦SL広場とか。

*1:2010年3月改正後のダイヤではのぞみ46号