今日からお前は富士山だ!!!(2日目)

八合目から岩や雪を乗り越える

深夜1時になって上司に起こされ登頂への準備を進めてから白雲荘を出発。しかし、1つ上にある山小屋・元祖室まで登ったところで後輩2人がリタイア。これを受けて先輩からリタイアするかどうかの確認をされたが夕食のおかげか、そこまで疲労を感じることもなかったのでリタイアせずに上へ。この先は道も狭くなり、山小屋もしばらくないので前の人を頼りに登っていく。本八合目を過ぎたあたりで道を間違え、雪の上を歩くことも。
そして上へ進むにつれて風が強くなっていき、九合目あたりでは飛ばされると本気で思った程。

富士山登頂、そして本八合目で雲海を見渡す



空が明るくなってきた頃、一緒に登っていた上司、先輩から「あと少し」という声が飛び交うようになり、いよいよ頂上に到着。やはり頂上、あまりの寒さなので上司からカイロをもらったけど、効果がない。ご来光を見ようにも笠雲がかかっていたので見られず下山。
下山は登りの倍以上の速さで進み、あっという間に九合目を通過して本八合目へ。






ここでようやく笠雲の下に出たので朝日がようやく見れた。さらに雲海と山中湖、その向こうには日光や日本アルプスまで見渡せる絶景。
ここで今回の写真担当として、ひたすら撮りまくる。写真が趣味だと公言しておいて良かったかも。

下山道をひたすら下山






本八合目から八合目の白雲荘に戻り、朝食。それからしばらく休憩をとるのでまたも撮影タイム。



その後、金剛杖に焼印を押してもらい、リタイアして白雲荘に戻っていたメンバー3人と合流してから下山。それにしても下山ペースがみんな速い。八合目の下の方から下山専用の道に入るとなおさら。




下山道は七合目にも休憩所があるのだが、登山道のような山小屋はなく、避難小屋とトイレだけ。下山のペースを考えるとそこまで休憩しかいからだと思うけど。


七合目から六合目までの間に雲の中を抜け、落石避けの屋根がある道を進んで六合目で登山道と合流。その間にメンバーの一人が足を痛めたみたいだが、大事には至らずひと安心。

五合目到着。そして富士山を後に


六合目からは傾斜がだいぶ緩くなった道をトラックと登山者に注意しつつ進んで五合目に戻る。
ここで借りたレインウェアを返して1時間ほど休憩してから前日に乗ってきたバスで麓の温泉に入ってから昼食をとって、バスに戻ったらそのまま熟睡してしまい、気がついたら都内。そこから電車と徒歩でようやく帰宅。
下山の翌日から筋肉痛が1週間弱続いてしまい、基礎体力のなさを職場で露呈したので、その後上司に「よく頂上まで登れたな」と度々言われました。