やすらぎの栃木路(後編)

栃木のB級グルメ・じゃがいも入り焼きそばを食べる

栃木駅に着いたらちょうどクーポンで乗れる循環バス「のらっせ号」がやってきたので早速クーポンをバスの運転手に見せて蔵造りの町並みが残る中心街へ。


バスを降りたら好古壱番館に入り、バスの運転手に薦められたじゃがいも入り栃木焼きそばを食べる。


小腹を満たしたらすぐ近くのあだち好古館で蔵の構造とか浮世絵を見てからさらに栃木らしい施設はないかと調べてから蔵の街大通りを渡って蔵の街美術館へ。
ここは栃木の歴史の中で最も重要な蔵である「おたすけ蔵」を改装した美術館。中は普通の美術館のように改装されており、バリアフリーにも気を遣っているので「蔵の中を見たい」と思って入るのなら他のところの方がいいかも。館内の展示では北大路魯山人板谷波山の作品は良かった。

山車会館から県庁堀と巴波川を建築散歩


その足で隣接するとちぎ山車会館へ。ここは建物が新しいし、そこまで期待していなかったのだがいい意味で予想を裏切られた。
凄かったのがここの売りともいえる「とちぎ秋まつり」紹介の映像を流すコーナー。終盤のハイライトでは実際の山車が登場し、さらに回転までする派手さ。まるで紅白歌合戦北島三郎のステージ。


山車会館を見てから巴波川を渡って市役所の方へ。ここにあるのは蔵の町・栃木ではひときわ目立つ洋風建築の栃木市役所別館。



その後は巴波川沿いに蔵造りの建物を見ながら下っていく。中の見学もしたかったが、夕方で施設の閉館時間が過ぎているのでやむを得ない。
それにしても巴波川のような小さな川に江戸時代は高瀬船が行き交っていたなんて想像できない。

知られざる名所・金魚湯に入浴。そして帰路へ

帰る前に駅までの道を確認するべくガイドマップを見たら「金魚湯(風変わりな銭湯)」と書いてある。これは行くしかない。

金魚湯はいかにも銭湯といったつくりの建物で、特に変わったものはなかったのだが、いざ中へ入ってみると浴槽の隣に金魚がいる。確かにこれは風変わりだ。
温泉ではないものの、体が温まるいいお湯でした。それから炭酸飲料を飲んでから栃木駅に戻り、東武の普通から区間急行へ乗り継いで北千住。ここのルミネでたい焼きを買ってから帰宅。